fooのカフェ巡りブログ

これまで石川、富山、東京、愛知で暮らして来ましたが、今は三重で暮らしています。好きなものは週末カフェのモーニングとのんびり読書。この二つを中心に色々なカフェの話を書いていこうと思います。

三重県 津市 BRIO CAFFE 垂水店

 最近、冬と言う事もあり、寒い日が続いていましたが、今週は少し暖かいと感じたので、もう一つの趣味のルアーフィッシングをしに海に行くことにしました。

 

 ただ、週末は気分的にものんびりしたいということもあり、ルアーフィッシングはナイトゲームにする事にして、まずはカフェでモーニング&読書をする事にしました。

 

 今回行く事にしたのは、三重県の生命線である国道23号線沿いにあるBRIO CAFFE 垂水店です。

 

f:id:foonosuke:20180121201737j:image

 

 このカフェは23号を通るたびに度々目に入ることがあり、少し気になっていたお店だったので今回行ってみる事にしました。

 

 このお店は23号線沿いにあるだけあって、駐車場もある程度確保してありますが、隣の住宅展示場と駐車場を共有しているせいか、かなり駐車場は混み合っています。

 

 お店の中はある程度の広さがありますが、喫煙席と禁煙席を分けているため、

広々としている!

とまでは感じません。

 

 私はタバコは吸わないので禁煙席を希望したところ、ちょうど席が空いた様で、二人掛けの小さなテーブル席に案内されます。

 

 そこで気がついたこのお店の内装で良いところは、このテーブル席のソファーだと思います。

 一人用のソファーはボックスタイプのソファーで安定感があり、ゆったり過ごすにはとても心地よく感じました。

 

 ソファーを気に入ったところでモーニングを見て見ますが、ここのモーニングはコーヒー➕トースト➕ヨーグルト➕αという感じで、➕αの部分もゆでたまごとバナナの選択となっており、それ程特徴のあるもので はありません。

f:id:foonosuke:20180121202831j:image

 今回はヨーグルトの方を注文して本を取り出しながらモーニングが出てくるのをのんびり待ちます。

 

 周りを見ると、客層は様々で、私の様に一人で来ているお客さんもチラホラみかけます。

 

 f:id:foonosuke:20180121203114j:image

 

 それ程待たずにモーニングが来たので、今回のモーニングのお供、荻原浩の「さよならバースデイ」を読みながら寛ぐことにします。

 

 荻原浩は2016年に「海の見える理髪店」で直木賞を取った作家で、少し気になっていたので、今回は賞を取る前の作品をセレクトしてみました。

 

 小説の舞台は霊長類研究センターと言う普段の生活では馴染みのない場所ですが、形式は一人称で、情景がイメージしやすく書いてあり、主人公の喜怒哀楽がダイレクトに伝わってくるような作品でした。

 

 荻原浩自体が過去にルポライターを仕事としていた事もあり、(こう言っては誤解を与えるかもしれませんが)「興味を余り感じない人」の興味を惹きつけるような書き方が上手いのかもしれませんね。

 

 さて、BRIO CAFFEの話に戻ります。

 

 こちらでは2時間弱を過ごしましたが、感じた事は「サービスの質」と言う部分でした。

 

 調度品は先に書いたソファーの事もあり大変満足ですし、BGMはクラッシックで落ち着いた雰囲気を演出しています。

 

 しかし、スッタッフの対応は「一軒家の小洒落たカフェ」と言うよりも、上に掲載したお店の外観を反映したかのように、どこかのファミレスを彷彿とさせるようなものです。

 

 もう少し落ち着いた対応をしてくれればお店の雰囲気もそれなりに落ち着いたものになるのでしょうが、

「注文を大きな声で繰り返し、厨房にも大きな声で伝える」

 ミスを無くし、効率的に業務を進める上では何ら間違っていないと思いますが、それが行き過ぎているように感じたのが残念でした。

 

 それでも、逆に考えれば、機械的な対応があるからこそ、はじめて来た私も他の一人で来ているお客さんも、あまり周りを気にせずに長居できる雰囲気に繋がっているのかもしれないと思いつつ、お店を後にしたのでした。

三重県 津市 珈琲銘香さんく

 日曜日、津市高茶屋にある

珈琲銘香さんく

にモーニングに行って来ました。 

 

f:id:foonosuke:20180117130013j:image

 

 このお店は各地でチェーン展開している喫茶店のらんぷやコメダと同じような雰囲気のお店で、広々とした店内が印象的なお店です。

 

 モーニングの時間帯でしたが、店内は家族連れや夫婦、暇つぶしにおしゃべりに興じる人々で賑やかな感じでした。

 

 ここのモーニングもドリンク➕トースト➕ヨーグルト➕ゆでたまごとスタンダードな感じですが、ヨーグルトがデザート感覚で付いてくるのが嬉しいですね。

 

 f:id:foonosuke:20180117163949j:image

f:id:foonosuke:20180117164024j:image

 

 トーストは5種類から選べるのですが、今回はヨーグルトにも合いそうなハニーにしてみました。

 

 店内はお客さんの数はが結構いましたが、店内が広いため大小のテーブルがたくさん用意してあり、のんびりと過ごせます。

 

 さて、モーニングに加えて、私のもう一つの楽しみであるところの読書について、今回のお供は小林泰三の「αΩ」と高橋克彦の「ドールズ」です。

 

 ドールズは推理要素の強い怪奇小説で、「江戸時代の人形師の魂が現代の子供に宿った」等のキャラクター性に面白さはありますが、個人的にはホラー小説が読みたいと思って、先の小野不由美残穢と一緒に手に取った本だったので、殺人事件の犯人探しに主眼をおくミステリー要素が強すぎてどうも期待外れな感が否めませんでした。

 

 また、私はミステリー、推理小説の分野では、いわゆる「刑事モノ」が好きで、最近では曽根圭介の「図地反転」を読んだりしています。

 

が、そのせいもあってか今回のドールズの様に喫茶店の店主等のいわゆる一般人が事件に巻き込まれ、独自に犯人を探していくストーリーのモノには、よっぽど上手く描写をしてもらわないとどうにもリアリティを感じ難くなってしまっている様な気がします。

 

 なので、同じ謎解きの話でも、私の想定外の原因に話が進んでいく事の多いホラー小説に気が惹かれるのかもしれません。

 

 そして、もう一冊のαΩはSF作品です。

 しかし、例えばスティーブンキングの作品の様な謎解きの中にSF要素が入って来ると言ったライトなSFではなく、砂の惑星スターウォーズの様に世界観自体がSFなハードなタイプのSF作品です。

 ただ、αΩの場合、最初は訳のわからない造語の様な単語を読み解きつつ、ストーリーを追っていくと、あるところから何処かで聞いた事のある様な要素(有り体に言うと、ウルトラマンの様な要素)が入って来て、地球の日本に場面が定まるに至って一気に読みやすくなると言う小説でした。

 

 この様な感じで、今週は珈琲銘香さんくでこの二冊の本を読んで空想の世界に浸りつつ、週末のひと時をのんびりと過ごしたのでした。

 

三重県 津市 炭焼珈琲ヨシダ

 2018年になって、何か新しい事をしたいと思い立ち、これまで漫然と気の向くままにしてきたカフェ巡りをブログと言う形で記録を残していこうと思います。

 

 まずは、先週の日曜にモーニングで訪れた津駅から少し歩いたところにある

 

炭焼珈琲ヨシダ

 

です。

 

 

f:id:foonosuke:20180114224616j:image

 

 ちなみに、私のカフェ利用目的は主に週末のモーニング、そして朝食後に珈琲をゆっくり楽しみながら本を読むことです。

 

 ですので、カフェの評価はこの二つを重視していきますので、他の方とは少しだけ感想が違ったりするかもしれませんね。

 

 

 炭焼珈琲ヨシダのお店の雰囲気はモダンなカフェと言うよりも、昔ながらの喫茶店といった風情です。

 

 その影響もあってか客層はやや高齢の方が多く、「カフェでのんびりしに来た」と言うよりも「朝食を食べに来た」と言った感じで、皆さんモーニングを食べ終わったら結構あっさり帰って行ってしまいます。

(私がテーブルではなく、カウンターに案内されたからかもしれませんが。。。)

 

 モーニングの内容はドリンク➕トースト➕αと言うスタンダードタイプですが、トーストの種類にバター、イチゴジャム、シナモンが選べたので、今回は他では余り見ないシナモンをいただきます。

 

f:id:foonosuke:20180114224529j:image

f:id:foonosuke:20180114224537j:image

 

 シナモントーストはシュガーがまぶしてあり、そこにに軽くシナモンの薫りがする感じで、食べやすいようにきちんと切れ目も入っていて中々美味しく食べれました。

 

 その後は、珈琲を飲みながらしばらく読書を楽しみます。

 

 今回の週末のひと時のお供は

 

小野不由美残穢

 

 はい、少し前に映画化もされたホラー物です。

 

 淡々とした書きぶりの中、読み進めて行くと

 

ゾクッ

 

とする感覚を味わえる、中々良いホラーでした。

 

 結局、週末のひと時、炭焼珈琲ヨシダでは1時間程度を過ごしました。

 

 ただ、カウンター席では店員さんがバタバタしたり(注文間違えました!等々の話がモロに聞こえて来て「大丈夫かな❓」と思ったり。。。)するほか、周りのお客さんの回転が思ったよりも早くて、あまりのんびりと読書を楽しめるような雰囲気ではなかったように感じました。

 

 できればテーブル席でのんびりしたかったところですが、モーニングの時間帯は結構お客さんも多く、お店の見た目の雰囲気に反して、のんびり読書を楽しむのは難しいお店なのかもしれないと思いつつ、お店を後にしたのでした。