fooのカフェ巡りブログ

これまで石川、富山、東京、愛知で暮らして来ましたが、今は三重で暮らしています。好きなものは週末カフェのモーニングとのんびり読書。この二つを中心に色々なカフェの話を書いていこうと思います。

三重県 津市 BRIO CAFFE 垂水店

 最近、冬と言う事もあり、寒い日が続いていましたが、今週は少し暖かいと感じたので、もう一つの趣味のルアーフィッシングをしに海に行くことにしました。

 

 ただ、週末は気分的にものんびりしたいということもあり、ルアーフィッシングはナイトゲームにする事にして、まずはカフェでモーニング&読書をする事にしました。

 

 今回行く事にしたのは、三重県の生命線である国道23号線沿いにあるBRIO CAFFE 垂水店です。

 

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 このカフェは23号を通るたびに度々目に入ることがあり、少し気になっていたお店だったので今回行ってみる事にしました。

 

 このお店は23号線沿いにあるだけあって、駐車場もある程度確保してありますが、隣の住宅展示場と駐車場を共有しているせいか、かなり駐車場は混み合っています。

 

 お店の中はある程度の広さがありますが、喫煙席と禁煙席を分けているため、

広々としている!

とまでは感じません。

 

 私はタバコは吸わないので禁煙席を希望したところ、ちょうど席が空いた様で、二人掛けの小さなテーブル席に案内されます。

 

 そこで気がついたこのお店の内装で良いところは、このテーブル席のソファーだと思います。

 一人用のソファーはボックスタイプのソファーで安定感があり、ゆったり過ごすにはとても心地よく感じました。

 

 ソファーを気に入ったところでモーニングを見て見ますが、ここのモーニングはコーヒー➕トースト➕ヨーグルト➕αという感じで、➕αの部分もゆでたまごとバナナの選択となっており、それ程特徴のあるもので はありません。

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 今回はヨーグルトの方を注文して本を取り出しながらモーニングが出てくるのをのんびり待ちます。

 

 周りを見ると、客層は様々で、私の様に一人で来ているお客さんもチラホラみかけます。

 

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 それ程待たずにモーニングが来たので、今回のモーニングのお供、荻原浩の「さよならバースデイ」を読みながら寛ぐことにします。

 

 荻原浩は2016年に「海の見える理髪店」で直木賞を取った作家で、少し気になっていたので、今回は賞を取る前の作品をセレクトしてみました。

 

 小説の舞台は霊長類研究センターと言う普段の生活では馴染みのない場所ですが、形式は一人称で、情景がイメージしやすく書いてあり、主人公の喜怒哀楽がダイレクトに伝わってくるような作品でした。

 

 荻原浩自体が過去にルポライターを仕事としていた事もあり、(こう言っては誤解を与えるかもしれませんが)「興味を余り感じない人」の興味を惹きつけるような書き方が上手いのかもしれませんね。

 

 さて、BRIO CAFFEの話に戻ります。

 

 こちらでは2時間弱を過ごしましたが、感じた事は「サービスの質」と言う部分でした。

 

 調度品は先に書いたソファーの事もあり大変満足ですし、BGMはクラッシックで落ち着いた雰囲気を演出しています。

 

 しかし、スッタッフの対応は「一軒家の小洒落たカフェ」と言うよりも、上に掲載したお店の外観を反映したかのように、どこかのファミレスを彷彿とさせるようなものです。

 

 もう少し落ち着いた対応をしてくれればお店の雰囲気もそれなりに落ち着いたものになるのでしょうが、

「注文を大きな声で繰り返し、厨房にも大きな声で伝える」

 ミスを無くし、効率的に業務を進める上では何ら間違っていないと思いますが、それが行き過ぎているように感じたのが残念でした。

 

 それでも、逆に考えれば、機械的な対応があるからこそ、はじめて来た私も他の一人で来ているお客さんも、あまり周りを気にせずに長居できる雰囲気に繋がっているのかもしれないと思いつつ、お店を後にしたのでした。